データと覚悟で動き続ける、熊本のシングルファザー社長。エアコンクリーニングから始まった、「次のステージ」への挑戦

データと覚悟で動き続ける、熊本のシングルファザー社長。エアコンクリーニングから始まった、「次のステージ」への挑戦 ハウスクリーニング

飲食店のエリアマネージャーから、エアコンクリーニング事業へ。

R.F-Group株式会社の弓削社長が起業を決意したのは、雇われることへの違和感と、データに裏付けられた確信からでした。

シングルファザーとして子育てと経営を両立しながら、創業3年余りで顧客名簿1,400名超を築いた弓削社長。

その根底にあるのは、「稼ぐビジネス」を土台に「儲けるビジネス」を作るという、独自の経営哲学です。

雇われていたくない――データが導いた、エリアマネージャーの起業

飲食店のエリアマネージャーとして、着実にキャリアを積んでいた弓削社長。

独立という選択は衝動でも勢いでもなく、自分自身を冷静に見つめた末に出た答えでした。

「もともと雇われていたくないという気持ちがどこかにありました。自分の能力に見合った給与を会社が出せていないような気がしていたんですよね。」

評価されていないわけではない。ただ、組織という器には限界がある。その冷静な気づきが、弓削社長を独立へと突き動かしました。

副業で販売していた液剤が、天職ではなく勝算を導く

エリアマネージャーとして働くかたわら、弓削社長は液剤などの代理店販売をはじめ、複数の副業を掛け持ちしていました。

その経験の中でふと気づいた可能性が、新たな事業への扉を開きます。

「これ、他に何か使えるよな…と思って昇華させたのがエアコンクリーニングなんです」

参入前には市場規模や費用対効果をしっかりと調査。飲食店時代に広告費の効果を日常的に検証してきた経験が、ここでも生きていました。

「不安はなかった」と語るその言葉は、根拠のない自信ではありません。感覚ではなくデータで判断する。

飲食店時代に叩き込んだその視点が、起業という大きな決断の確かな根拠になっていたのです。

シングルファザーという最強の武器

子育てと経営を同時にこなす弓削社長の日常は、傍から見れば綱渡りのように映るかもしれません。

しかしその状況こそが、他の誰にも真似できない強みを生み出していました。

シングルファザーとして起業した弓削社長が、仕事への原動力として語るのは子供たちの存在です。

肩身の狭い想いをさせたくない。ひとり親だからといって、子供に我慢させたくない。

その思いが、どれだけ忙しくても手を抜かない理由であり、次のビジネスへと挑み続ける原動力になっていました。

仕事7割、家庭3割――自分の時間をいかに作るか

「仕事に全力を尽くしたいところではあるけれども、シングルという状況下で、やっぱ仕事7割、家のこと・子供のこと3割にしないと家のことが回らない」

子供たちが寝静まった後も仕事をこなす日々。それでも弓削社長が崩れないのは、限られた時間の中で何を優先すべきかを、常に冷静に判断しているからです。

いかに自分の時間を作るか。その一点に、日々の思考が注がれています。

お客様の「言えない本音」に寄り添える、他の会社にはない強み

エアコンクリーニングの依頼者には、主婦や女性が多いといいます。

そこで弓削社長が強みとして挙げるのが、シングルファザーとしての生活実感でした。

「同じ悩みが共有できる、共感できる。そこは本当に属人化している部分です」

家事の大変さも、子育ての孤独感も、自分ごととして話せる。それは、どれだけ技術が高くても、経験が豊富でも、簡単には持てない強みです。

「あなただから頼みたい」という信頼が、リピーターを着実に積み重ねていました。

創業3年で顧客名簿1,400名。「ロボット」と呼ばれる男の成長戦略

「ロボットって言われるんですよ、周りの経営者から」

同業者たちがそう呼ぶのは、嫌みではありません。それだけのスピードと精度で仕事をこなし続ける弓削社長への、率直な驚きの言葉です。

エアコンクリーニング事業を立ち上げてから、まだ3年余り。それでも弓削社長が築いてきた実績は、数字が雄弁に物語っています。

リピートと紹介が3割を占めるまでになった理由

創業から3年余りで、一般顧客だけで顧客名簿は1,400名超。さらにリピートと紹介が全体の約3割を占めるまでに成長しました。

「今日もリピーターさんからのエアコン入れ替え工事の依頼が入って」

一度依頼したお客様が、また弓削社長を指名する。その信頼の積み重ねが、夏前に予約が埋まってしまうという状況を作り出しました。

大手より安く、品質は妥協しない。特別な液剤が生み出す差別化

大手のエアコンクリーニング業者と比べて、弓削社長の価格設定は業務用エアコンを中心にかなり抑えられています。

しかしそれは、品質を妥協した結果ではありません。

エリアマネージャー時代の副業で出会った特別な液剤が、高いクリーニング品質を保ちながらコストを下げることを可能にしました。

「大手に頼むとやっぱ高い」という現実の中で、品質はそのままに、お客様の負担を減らす。

その両立こそが、リピーターと口コミを生み出す土台になっていました。

「稼ぎたい人が稼げる」インセンティブ制度

事業の成長に伴い、スタッフの採用と育成も重要な課題になってきました。弓削社長が採用で重視するのは、向上心とバイタリティです。

「やったらやっただけのインセンティブを出している。本当に稼ぎたい人にとっては稼げる職場」

技術職である以上、誰でもすぐに戦力になれるわけではありません。社内には分解・組立の練習ができる研修施設も整備し、一人前に育てる環境を整えています。

体を使う仕事のきつさを理解しながらも、頑張った分だけ報われる仕組みで、本気で稼ぎたい人間を待っています。

「稼ぐ」から「儲ける」へ――弓削社長の経営哲学

事業が軌道に乗り、予約が埋まり続ける今も、弓削社長の視線はすでに次のステージへと向いています。現状に満足しない。その姿勢の裏には、独自の経営哲学がありました。

「どんだけ頑張っても、結局自分で作れる実働の売上には頭打ちがある」

体一つで稼ぎ続けることの限界を、弓削社長は誰より冷静に見つめていました。

だからこそ、早い段階からSNSやホームページの運用を外注し、自分の時間を現場と経営判断に集中させてきました。

自分でやろうと思えばできる。それでも外注するのは、時間をお金で買うという合理的な判断からです。

ゼロから事業を生み出すのが好き――次の構想はもう動き出している

「稼ぐビジネスと儲けるビジネスはイコールではない」

弓削社長が目指すのは、自分の体を使わずに利益を生み出す仕組みを作ることです。

エアコンクリーニングで築いたブランドと実績を土台に、次のビジネスへと昇華させていく。

すでに2つの新事業の構想とマーケット調査が動き出しており、今年中に取り掛かりたいと語ります。

ゼロから事業を作り上げることへの純粋な面白さが、弓削社長を次へ次へと駆り立てていました。

夢は、熊本の空調業界のムラをなくすこと

「ロボット」と呼ばれるほどの速度で事業を拡大しながら、弓削社長の目線はすでに自分一人の会社を超えたところへ向いています。

熊本の空調業界全体を、もっとよくしたい。その思いが、大きな構想へとつながっていました。

エアコンクリーニングの市場には、技術力も価格帯もバラバラな業者が混在しています。

「今回は良かった」と思うお客様がいる一方で、「壊された」「高すぎた」と後悔するお客様も少なくありません。

「いろんなクオリティ技術がある中で、いろんなお客様が自分で調べて選んでいる。そのムラをなくしたい」

弓削社長が見据えるのは、熊本の空調業界全体のクオリティと価格を一定水準に引き上げること。その実現に向けて、弓削社長の挑戦はまだ続いています。

子供たちと自分の幸福度を高めるために、仕事をする

事業の未来を語る中で、弓削社長はこんな言葉を口にしました。

「自分は子供たちと自分の幸福度を高めるために仕事してるので」

シングルファザーとして子育てをしながら、経営者として熊本の未来を切り拓く。

その両立を可能にしているのは、目標を明確に持ち、無駄を削ぎ落とし、データで判断するという、弓削社長ならではの生き方そのものでした。

熊本の空調業界を変えたいという大きな夢も、子供たちに豊かな暮らしを届けたいという切実な思いも、弓削社長にとっては同じ一本の線でつながっています。

「ロボット」と呼ばれるほど動き続けるその原動力は、データでも戦略でもなく、自分と子供たちの幸福という、シンプルな答えでした。

R.F-Group株式会社の基本情報

住所〒861-5534 
熊本県熊本市北区釜尾町512
電話番号096-297-2287
ホームページhttps://gibierlab-llc.com/

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